音楽理論を勉強する意味


この記事は、実際に読者の方からの質問にメールでお答えしたものを、編集したものです。

Music Theory Workshop Japan はみなさんからの質問に3日以内にお答えします。ぜひお気軽にメールをください。

MusicTheoryNeralt@gmail.com


こんばんは。 FM ( 匿名に変更しました ) と申します。

最近、ピアノを習ったり、DTMをしたりと音楽にたずさわることが多いんですが、音楽理論というものがイマイチ良く分からないです。音楽理論を勉強すると、将来的にどのような感じになりますか?抽象的な質問で申し訳ないです笑


FM さん

ネラルトです。はじめまして!音楽理論を勉強すると、音楽に関する様々な知識がつきます。そして、演奏や作曲の手助けをしてくれます。

例えば、FMさんはピアノを演奏されるとのことですが、下の記号の意味ってわかりますか?調号の意味です。

スクリーンショット 2015-01-20 7.56.05
これは単に特定の音を#やbさせるだけではなく、「調」=「キー」を示しています。この記事を御覧ください。( http://neralt.com/findkey/ )

キーがわかるとその曲の構造がわかります。構造がわかると、様々な和音を理解した上で演奏できますから、より音楽的に行えます。こういった音楽に関する知識を、音楽理論を学ぶことでつけることができます。知識があることで、より一層音楽を理解でき、そして演奏や作曲の幅が広がります。


次の例です。下の表をみてください。

まとめpng
ちょっと今の時点では難しいかもしれませんが…
(詳細はこちらの記事で:http://neralt.com/chord_tech/)

「C」とか「FM7」といった記号は、和音 = コードを示す記号です。
なんとなくは聞いたことがあると思います。どんなコードを演奏すればいいかを示した記号です。

そして実はコードというのは、示された記号そのものを演奏しなくてはいけないのではなく、自分でバリエーションを選択することができます。上の図はそれを示しています。

例えば、一番左上の「C」という記号をみてください。
これは普通「C(ド) E(ミ) G(ソ)」を演奏してください、という意味を表しますが、実はここでCM7でもCM9でもCsus4でもオーケーなんです。つまり「Cの代わり」にCM7やCM9やCsus4が使えます。「選択を自分でできる」ということです。

ではなぜできるのでしょうか?それは先ほどの調号の例でお話ししたことにつながりますが、音楽の構造を理解していると、答えがわかります。「音楽の構造上、無理がないので、他のコードを選ぶことができる」のです。


音楽理論を学ぶ価値、抽象的な返答になってしまいましたが、雰囲気は伝わったでしょうか?

音楽の構造や仕組みを理解することで、「自分で様々な選択ができるように」なります。そしてその選択は、作曲につながっていきますし、演奏する時にも自分だけの演奏をすることができるようになります。(例えばジャズミュージシャンが行うような)

ただ誤解なさって欲しくないのは、音楽理論は音楽の「正しさ」や「美しさ」を証明する絶対的なルールではありませんし、また自動的に作曲をしてくれるような「魔法」ではありません。あくまでFMさんの「演奏」や「作曲」をサポートする存在でしかありません。最後の決定をするのは「音楽理論」ではなく、「音楽家であるFMさん」だということです。FMさんの音楽的な決定の手助けやガイドラインに「音楽理論」がなることができる、ということです。

また私が書いている音楽理論の本の冒頭を無料で公開しているのですが、ここでも音楽理論を学ぶ価値について書いていますので、ご覧ください。メールアドレスを登録してメンバーになるとダウンロードすることができます。

【無料公開】音楽理論の基礎が理解できるテキスト〜音程【インターバル】と三和音【トライアド】《拙著音楽理論のテキストより》http://neralt.com/musictheory_series/interval-triad/

ではまた!


回答ありがとうございます。

こんなに細かく答えてくれるとは思っていなかったです笑
音楽理論を勉強する意欲が湧きました!

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