HTC ViveとUnityを使ってVR空間上でDJを行っている。同時に演奏映像自体がVJにもなっている。
HTC ViveはVRヘッドセットと手に持って操作するコントローラー、それからセンサーが付属していて、オキュラスリフトよりも高度なVR体験を提供してくれる。価格は約10万円。Unityは主に3Dゲームの制作に使われているソフトウェアだが、当然VRコンテンツのためにも重用されていく。
私達の世界は物でできているというよりは、情報でできている。といえるかもしれない。VR空間は3D座標と結び付けられた情報の構造体であって、2D座標と結び付けられた情報は絵画や書籍といったコンテンツである。私達の住むこの空間も理論物理の世界では14Dもしくはそれ以上の次元からなる空間上の情報の連結にすぎない。マクスウェルの悪魔をみなさんはご存知だろうか?
マクスウェルの悪魔とは、1867年にジェームズ・クラーク・マクスウェルた提唱した思考実験。2つに仕切られた容器の中で、仕切りに開いた穴にいる「悪魔」が右から来る温度の高い粒子だけ/左から温度の低い粒子だけを通すように働けば、熱力学的な仕事なしに温度差を作り出せる。(ASCII.jp)
つまり、情報が実際にエネルギー変換できるのだという。情報はRealityと関連がないとは言い切れないし、むしろ我々は情報の海を漂っているだけなのかもしれない。