昨日ネオリーマンセオリーの概要を、Wikipediaの翻訳を通じて紹介しました。今回は、さらに研究を深めたい人のために、ネオリーマンセオリーの重要文献を紹介します。
まず以下の二つがネオリーマンセオリーのオリジナルですので、おさえておく必要があります。
Generalized Musical Intervals and Transformations
Introduction to Neo–Riemannian Theory: A Survey and a Historical. Perspective. Richard Cohn
ネオリーマンセオリーの主要な研究者であるコーンによる、ネオリーマンセオリーの歴史と概要です。主要なアイデアについてダイジェストがあるので、全体像を押さえるには最適です。
Essential Neo-Riemannian Theory for Today ‘ s Musician / Laura Felicity Mason
重要な用語について簡潔に説明があるので、非常に便利です。
Hexatonic Pole Relation に関して考察を深めることができます。
A Neo-Riemannian Approach to Jazz Analysis / Sara B.P. Briginshaw
ページ数が少なく、かつ実際のジャズスタンダードの分析にネオリーマンセオリーを活用してます。次はこれを翻訳して紹介したいと思います。
この本でネオリーマンセオリーを知りました。他の文献よりも20世紀の作品、ポピュラー作品を分析の対象にしています。
主要な研究者であるコーンの最新の書籍です。英語表現が少し難しいです…
トランスフォーメーション(変形)が主要なテーマです。ネオリーマンセオリーのR変形、P変形等々とはまた異なった定義をしていますが、発想としては似ています。
追加
ポップロックの分析をNRTで行っている。
http://libres.uncg.edu/ir/uncg/f/G_Capuzzo_Neo_2004.pdf
以下追加
http://web.media.mit.edu/~mary/thesis/Papers/Cohn%2097%20-%20Neo-Riemannian.pdf