YUI good-bye days のchord progressionについて


2011/7/4

YUI最高ですね。この曲は、映画『タイヨウのうた』主題歌 2006年_主人公の少女をYUIが演じます。日を浴びたらいけない病気ということで夜だけプレイしに駅に来るストリートミュージシャンということですが、われわれミュージシャンという人種はほとんど日に弱いです。何か日陰者として太陽のあたらない場所しか歩いてはいけないような鬱屈感とともに生きています。そういうテーマの映画です。

さて、コードは全部Cに直します。なぜならそのほうがコードクオリティがわかりやすいから。コードの連結において、コードがなんなのかということ以上に、役割のほうが大事だと思います。なぜならば、われわれの目的は演奏をすることではなく、曲の構造を分解、抽象化し、その豊穣さに敬意をしめすことにあるからです。

だからいまー
C G /Dm7 F/ C G/Dm7 Gsus/
ぽけっとのー
C G /Dm7 F/ C G/Am7 Gsus/

そっとー
Dm7 /Em7/F Bb / G A7/
サビ
おおーぐっばいでーいす
Dm7 G7 / Am7 C / Dm7 G7 /Am7 C

Dm7 G7 /C F6/ Dm7 /Bbm C
という感じです。
詳細を見ていきましょう。

前半は
C G /Dm7 /の繰り返しです。
FとかGsusは私が加えました。なくてもよい。

ここはⅠ Ⅴ7 Ⅱm7→Ⅰ というループですが、切ない、哀愁を帯びている。
なぜならば、ドミナントVがトニックⅠやその仲間Ⅵm Ⅲmではなく、Ⅱmに進んでいるからです。これは例外的といっていいと思います。例外というといやな言い方ですが、私たちがコードやメロディーに新鮮さを感じる場合、なんらかの違和感をも感じていると私は思います。違和感とはつまり今までであったことが少ないということです。

このメロディーに普通にコードをつけると、
C(Ⅰ) G7(Ⅴ7)/ Am7(Ⅵm7) G7(Ⅴ7)/とつけそうになります。
この進行は和声の力に素直に従っています。トニックがドミナントに進み、ドミナントがAm(トニックマイナー?違うか)におちついて、それがまたドミナントにいって、Ⅰトニックに終止する。

ドミナントがサブドミナントDm7 Fにいくこともよくあることですが、ちょっと切ない感じがしませんか。
C G F Cと弾くと、とても切ない感じが私はします。これがなぜかといえば、G→F ドミナントがサブドミナントに行くから。もうひとつは、サブドミナントがトニックに解決されるから。

次にメロディーも切ないです。

だからいまー
C 345 G 21 /Dm7 F (7)656 / C5555 G(4)324 /Dm7 (3) Gsus/
数字は、メジャースケールにおける、何番目の音かということをあらわします。1はド 5はソ 7はシです。

ここで特徴的なのは、F Ⅳのところでシがつかわれていることです。 FからみるとBは♯4です。しかもかなり伸ばします。かなり特徴的な音です。
つぎにここ
C5555 G(4)324 /Dm7 (3)

(4)324 (3)おいしいです。4と3の間の半音がアンニュイでいいですね。しかも最後Dm7じょうでEつまり9thの音が鳴り響く。かっこいい。
そっとー
Dm7 /Em7/F Bb / G A7/

ここももりあがりますね。もりあがるさび前のテクニックとして、ルートが一音づつあがっていくうごきがあります。
たとえば、Dm7 Em7 F G A7→DmとかF
Dm Con E bass F F#mb5 Fon G bass Gとか

今回のパターンは、以下の普通にメジャースケールであがっていくパターンの合間に
Dm7 Em7 F G A7
Bb サブドミナントマイナーがはさまれています。

サブドミナントマイナーは、Cmスケール上にできる和音をCメジャー上で借りれますというコードです。
サブドミナントを入れれるときには変わりに使えます。

最後のA7がなぜAm7ではなく、A7かといえば、次のサビ頭Dm7 につながるために、ドミナント化しているわけです。

サビ
おおーぐっばいでーいす
Dm7 G7 / Am7 C / Dm7 G7 /Am7 C

Dm7 G7 /C F6/ Dm7 /Bbm C
これ一見普通なんですが、なんかせつないのは
Am7 C / Dm7 ここのつなぎですね。トニックがサブドミなんとにいくのでせつない。

ここのメロディーのポイントはG7のときにCを自信満々に使うことです。
ドミナントにおける完全4度ってジャズとかだとちょっと使うの微妙、というおとになっているのですが、
現代日本の歌物です、ドはいつでもえらいのでごり押ししてOKです。

あとはDm7のときのGですね。これもほんとはだめ。

F6もおいしいです。Ⅳときにおいしいのは、6と7

そして最後はBbm C
ですが
Bbm 11 6b 5 4  C 35

ということで、Bbm は サブドミナントマイナーです。

青春のにおいがするいい曲です。

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