芸大和声は島岡譲先生が会長の日本音楽理論研究会で発表してきました。2014/12


資料PDFのダウンロードはこちらタイトル:「サンプリングカルチャー、DJカルチャー以降の音楽家のための実践的な音楽理論書」である自著『Traditional Music Theory For Contemporary Musicians』執筆の動機と特徴の紹介

日本音楽理論研究会「第15回東京例会」にて研究発表を行ってきました。 ( http://sound.jp/mtsj/ ) 会長は東京芸術大学等、多くの音楽大学で和声の教科書として使われている「和声-理論と実習」(http://www.amazon.co.jp/dp/4276102057)の島岡譲先生です。いわゆる芸大和声を書かれた方です。光栄なことに発表をしませんかとお声かけいただき、権威をつけたい!笑 という思いから参加して参りました。

クラシックアカデミアの人間ではない、ポピュラー、しかも在野の私にこのような機会を提供していただいた日本音楽理論研究会の懐の深さに感服、そして感謝です。また運営されている見上様、寺内様には大変お世話になりました。今後ともよろしくお願い致します。

さて、発表リストは以下のようなものでした。

  • 発表1: 阪本佳郎: 「トニ・ガトリフの映像詩学における音楽の位相 ——ジプシー・アイデンティティの表象を軸として——」(30分発表) 12:45-13:15 質疑応答13:15-13:30
  • 発表2: 見上 潤 「プッチーニ《蝶々夫人》よりアリア「ある晴れた日」の分析」(70分発表) 13:30-14:40 質疑応答14:40-14:55 ソプラノ独唱: 小川えみ(当会専属歌手)
  • 発表3: Neralt 「サンプリングカルチャー、DJカルチャー以降の音楽家のための実践的な音楽理論書」である自著『Traditional Music Theory For Contemporary Musicians』執筆の動機と特徴の紹介」(30分発表) 15:15-16:45 質疑応答16:45-17:00
  • 発表4: 福田 由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ―楽曲構造とピアニズムの分析― その2 (No.2,5,16,21)」 (90分発表) 16:0-17:30 質疑応答17:30-17:45

当日は、大量の楽譜が配られ、黙々と分析の発表がおこなわれました。どの研究もとても面白かったのですが、とくに私に興味深かったのはショパンの分析でした。簡単にいうと強固な和声連結が行われつつも、しかしそれを崩すように変化が起きている。それを「ゆれ」と「かげり」と定義し分析をされていました。単に和声という大きなくくりだけで音楽をみていくと、より繊細な動きを見逃してしまうという欠点があります。その繊細な動きを「ゆれ」と「かげり」と定義し、逃さずにみていきます。とても実践的で作曲する際にも有効な考え方だと思いました。

ざっくりと当日の雰囲気が伝わる動画(25秒)をご覧ください。資料と音が確認できます。

以下当日の資料等です。

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ジプシーの音楽について、ロマ映画を象徴するトニ・ガトリフ監督の映画を通して紹介

 

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プッチーニ、蝶々夫人についての分析

 

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ショパンの作品28の分析のシリーズ/最終的には全部分析発表される予定とのこと。大作です。

日本音楽理論研究会は、どんな方でも聴講可能とのことです。次は3月に開催予定、特に我々ポピュラーミュージックの人間としては、研究会の運営もされている寺内さんの「ユーミン研究」が気になるところです。

第16回東京例会 2015年3月29日(日) 13:30-17:45
■ 佐原詩音 タイトル未定
■ 三浦領哉 タイトル未定(ロシア音楽に関する発表)
■ 寺内克久 タイトル未定(ユーミンに関する発表)
■ 川本聡胤 タイトル未定(J-Popに関する発表)
■ 他未定

ではまた!!

 

 

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