坂本真綾 菅野よう子作曲 / プラチナ


2011/11/1

菅野よう子さんのコード進行は、メロディーが素直なのに、大変なことになっている。

転調のようにみえるんだけど、サブドミナントマイナーをうまくつかって他の調のようにしている。
私の世界~
C ConE F
Fm Bb Eb
Dm G7 Cm Bb
FonG

Fmはサブドミナントマイナー、BbもEbも同じく。結果としてキーがEbに見える。その後なにげない顔でDmに戻るから、ここは転調というよりは、サブドミナントマイナー、Cmから借りてきたコードだね。

つぎのDm Gの後のCmだけど、これもCmへの転調というよりは、Cmから一時的に借りてると考えたほうが自然。そのあとすぐに転調の予備動作なしにCmajorに、もどるから。

空を~
Am F G G A
Bm A A B
C#m B E

サビ AM7 key inE

ポイントはG A でBmに転調してるとこ。これは転調と考えたほうがいい。なぜなら、最初のキーとの関連があんまりないから。それから完全に平行移動してるから。転調の場合、メロディーもそのまま移動する。けれど、サブドミナントマイナーとか一時的に借りてくる時には、メロディーが例えばCmajorとCmiorの合いの子みたいになる。よくあるのはFmのときにメロディーはEのナチュラルをかなり強調して使う。これが本当にFmだったりCmだったらbEのほうが自然だ。でもそうはならないのは、二つの間の調整にいるから。菅野よう子さんの曲にはこの転調にみえるけど微妙に違うコードがあってこれがアンニュイな雰囲気を作り出している。

話をG A Bmに戻そう。
これは、F G Amというダイアトニックな進行に由来する。

Dm7 G7という進行があまりに力強いためにジャズで至る所に使われ、クラシックではかなり強引だと思われるような転調を作り出している張本人だが、これと同じように転調に使えそうな強い進行はいくつかある。
その一つがこれ。4 5 6m 5 6 7m 6 7 #1mと何処までも連結できる。
ようは全音進行でM M mとどこまでもいける。このとき、転調前と転調後のキーとで、最初のMが共有される。
たとえば、AmからBmに転調するG A Bmという進行では、GはAmのb7であり、Bmのb6になる。
この二つの調に共通する転調の起点になるコードを確かピボットコードといいます。名前はどうでもいいんだけど、大抵の転調の仕組みなので大事です。

こうゆうコードには例えば、FonGがある。これは4on5で大抵は1に解決されるか、もしくはGつまり5に移動する。なぜなら、サブドミナントとドミナントの間のサウンドなのでドミナントに行きたいわけだ。
これは繋げれる。FonG GonA AonB Bon#C #Con#Dのようにね。
ルートは全音進行するから最後にはホールトーンスケールになる。僕はこれがホールトーンスケールの由来の一つじゃないかと思う。一般的には#11 #5みたいなドミナントコードだと考えられてると思うけど。
そんなわけで最後#Cmがkey #Cmの1mもしくはkey Eの6mでそのあと5 1と続いて最後の1がつぎの調のドミナントになる。

というわけですごいなあ。
サブドミナントマイナーの使い方がすごい。ビートルズより菅野よう子のがすごいコードだと思うね。ビートルズは聞いたことないけど、コードはしってる。

日本の3大サブドミナントマイナー野郎は菅野よう子、小林武史、椎名林檎だと思います。

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