上手く伝えるためには、教わる人の気持ちになることが大切だと思います。そこで、この連載では私が全く知らないこと=「Logic Pro X」を学習し、その醜体をさらすとともに、学習のコツをお伝えしたいと思います!
Logicシリーズ目次
- 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜1〜
- 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜2〜
- 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜3〜
- 「Logic Pro X」でステップ入力する方法
- 《Logic Pro X》楽譜の調整/コードネームの入力
- 《Logic Pro X》楽譜の調整/譜表の変更・異名同音の設定・変化記号の調整
なおDAW/DTM自体は初心者ではありません。いつも使っているおすすめのDAWについてはこちらの記事で紹介しました。参考にしてください。
学習のコツ
学習のコツは3つあります。つまり、
- 対象に接触する「頻度」を増やす。(「時間ではなく、頻度」が大切。)
- 小さい範囲を理解する。そしてその範囲を少しずつ広げていく。(全体を一度に理解しようとすると、挫折します。)
- 質問できる人を見つける。(結局はこれが一番効率がいいです。)
では各項目の詳細について
1.対象に接触する「頻度」を増やす。(「時間ではなく、頻度」が大切。)
心理学的には、接触する時間よりも、接触する回数が大切だとされています。例えばLogicを一週間に合計1時間使うなら、1日だけ1時間触るよりも、10分を6日触った方が良い、とされています。これによって習慣化することができます。習慣化できてしまえば、自然に接触時間も増えていきます。時間が増えていけばスキルも自然とアップします。なので、まずは習慣化するために接触する「頻度」を増やしましょう!
ということで本連載にこのコツを当てはめると「とにかく毎日Logic Pro X を開く」ということになります。話は少しそれますが、皆さんも少しづつでいいので、音楽理論にトライしてみてください。毎日コードやインターバルを練習してみましょう。慣れが大切です。
2.小さい範囲を理解する。そしてその範囲を少しずつ広げていく。( 全体を一度に理解しようとすると、挫折します。)
まずどんなに小さなことでもいいので理解します。逆にいえば、理解できる範囲に「範囲を狭める」ようにします。そして少しずつ「その範囲を広げていく」イメージで学習を進めます。こうすれば確実に進歩していくことができます。
この「少しずつ理解の範囲を広げる方法」の「反対のやり方」は、「一度に全てを理解しようする方法」ですが、この結果は「完全に理解できないなら辞めてしまおうという完璧主義におちいって、学習をストップしていまう」ことになりがちです。これが一番悪い結末です。辞めてしまうと、進歩することができません。何よりも少しでも進むことが大切です。
どんなに少しの理解でもいいので、少しずつ理解を広めていければ、昨日の自分よりも明日の自分の方が向上することができます。ですから、理解できる範囲から始め、そして続ける、ということが大事です。
ということで本連載にこのコツを当てはめると「小さい範囲かつ具体的な項目を習得することから始める。そして、その項目を増やしていく。」ということになります。
3.質問できる人を見つける。( 結局はこれが一番効率がいいです。)
一番良いのは、分かる人に教えてもらうことです。特に質問をすぐにできる環境があると成長が早いです。
検索しても、説明書を読んでもわからなかったことが、人に聞いたらすぐに解決した!という経験は皆さんにもあると思います。是非同じことを勉強する仲間をみつけましょう。もちろん音楽理論については私に質問してくれればOKです。以下のご連絡先にお気軽に質問を!
MusicTheoryNeralt@gmail.com
Twitter:@MusicTheoryNera
とはいえ「分かる人に教えてもらう」を多用しては参考にならないと思いますので、なるべく独学でがんばります。皆さんはどんどん発動させてください!
まとめ
では「学習のコツ3つ」をまとめます。
- 対象に接触する「頻度」を増やす。(「時間ではなく、頻度」が大切。)
- 小さい範囲を理解する。そしてその範囲を少しずつ広げていく。(全体を一度に理解しようとすると、挫折します。)
- 分かる人に教えてもらう。(結局はこれが一番効率がいいです。)
「学習を習慣化し、理解できる範囲を着実に広げ、そして学習を辞めない。できれば教えてくれる人を見つける。」
です。このコツに乗っ取ってLogic Pro X を学習していきますよ!
では早速Logic Pro X を起動してみます
ではこのコツ「1.とにかく接触頻度を増やす」の原則に従い、とりあえず起動してみました。全くわかりません。
さしあたって「新規プロジェクト→空のプロジェクト→選択」でプロジェクトを開けることがわかりました。コツ「2.小さい理解から始める」を達成です。
ヘルプを活用する
引き続きコツ「2.小さい理解から始める」の原則に従って、わかりそうなことから始めたいと思います。
まずはスコアエディタ=「楽譜の作製機能」を使ってみたいと思います。といってもどこにコマンドがあるのかわからないので「ヘルプ」で「スコア」を検索してみました。するとスコアエディタを開くための手順をヘルプが教えてくれました。非常に便利ですね。
この過程でコツ「3.質問できる人を見つける」もどうやら達成できたようです。人間ではありませんがLogic Pro X のヘルプ機能はとても優秀で質問に答えてくれそうです。わからないことは、ドンドン検索します。
頻繁にLogicを開く。小さい範囲から理解する。わからないことはヘルプで検索。
このコツ「3つ」を守りながらシリーズ【全くの「Logic Pro X」初心者が始めるDTM/作曲〜1〜】を続けていきます。
ではまた!
ヘルプ呼び出しにはショートカットがあります。これを覚えるとより一層便利ですよ。
Cmd+Shift+「?」キー
http://www.miuxmiu.com/archives/2011/08/24/mac_os_x_help_open_shortcut_keys.html
ちなみにMacのアプリケーション全体で使えます。