和音/コード/Chordはどれくらいたくさんあるのか?


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4つの基礎的なコード/『Traditional Music Theory for Contemporary Musician』から抜粋


以前の2つの記事でコードがどういったものなのか、雰囲気はわかってもらえたと思います。コードは、音楽を作る重要で基礎的な素材であり、そして音楽の歴史の中で脈々と受け継がれてきた「財産」でもある、というお話でした。

では、コードはどれくらいたくさんあるんでしょうか?10でしょうか、100でしょうか、1000でしょうか?結構たくさんありそうですね。


 

犬アップ

この質問に答える前に、犬を例にして考えてみましょう。世界中にどれくらいの種類の犬がいるでしょうか?あげてみましょう。あまり私は犬に詳しくないですが…ベーグル犬、柴犬、ダックスフンド、コーギー、テリア、プードル、セントバーナード、ドーベルマン、パグ…それから雑種…雑種!

雑種!そう!ほとんどの犬は雑種なんです!私の実家の隣の家が大切にしていた犬も雑種でした。あまり吠えない良い犬でした。ボールよりもミカンを転がすことに熱中していた変な犬でした。恐らくミカンの不完全な形状が引き起こす、予測不明な動きが気に入っていたのでしょう。階段を二段飛ばしで登ります。たまに失敗します。皆さんの知り合いの犬も、きっと雑種でしょう?雑種は一番ポピュラーな犬の種類です。

何がいいたいかというと、コードのほとんどは雑種です。教える上では、純粋な形のコードを教えますが、実際の音楽では様々な形に変形したコードがたくさん現れます。しかしそれは変形ではなくて、原型です。音楽に現れる形こそが原型のはずです。私たちが教えるために純粋化したコードのほうがむしろ、歪なのです。


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4つの基礎的なコード/『Traditional Music Theory for Contemporary Musician』から抜粋

さて、そうはいっても、それでは話が進みませんのでここは割り切って進めましょう!まず基礎的なコードは4つあります。上に示した4つです。これらのコードは「3つの音でできている」ために「トライアド(Triad)」と呼ばれています。(本当はもう一つ理由がありまうが、それはまた!)

  1. メジャートライアド(長三和音)
  2. オーギュメンテッドトライアド(増三和音)
  3. マイナートライアド(短三和音)
  4. ディミニッシュトライアド(減三和音)

です。一つ一つのコードを今覚える必要はありません。「M3」とか「m3」といった用語も正確にわからなくてもOKです。今理解してほしいのは「形がほんの少しずつ違う」ということです。一つ一つのコードは、実は非常に似た形をしていて、ほんとうに少しか違いがないのです。1つめのコード(Major Triad)と2つめのコード(Augmented Triad)を比べると、2つめのコードの方が、少し背が高いですよね?背が高いというのはつまり、音が高いということです。本当に少しだけ音を高くするだけで、全くコードが変わってしまうのです。


 

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7th Chord/Traditional Music Theory for Contemporary Musician』から抜粋

さて、3つの音でできている「トライアド」に1つ音を足して「4つの音からできているコード」もつくられます。代表的な7つをあげました。つまり…

  • ドミナントセブンスコード
  • メジャーセブンスコード
  • マイナーセブンスコード
  • マイナーメジャーセブンスコード
  • ディミニッシュドセブンスコード
  • マイナーセブンスフラッテッドファイブコード
  • サスペンデッドフォースコード

たくさんあるようにみえますが、これらは先ほど紹介した「4つの基礎的なコード」に1音足しただけです。ではどうなっているのか見てみましょう。下の文を読んでください。


 

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正確な用語については今はわからないと思いますが「ベースになるトライアド(三和音)があって」それに「色々な1音を足す」ということが説明されていますね。つまり、ベースになる「4つの基礎的な和音」を覚えて次に足す音の特徴を覚えれば今までセブンスコードはわかる、ということです。

ではこの記事のまとめをします。

  • コードも犬も雑種がたくさんいる。
  • 私たちが習うのはあくまで純粋化した形式上のコードであって、本当の音楽に出てくる形を見る必要がある。
  • 「基礎的なコード」は4つある。これは3つの音で出来ている。
  • 4つのコードの違いは本当に少し。この違いが大きな違いになる。
  • 4つの音からできているコードもある。これは「基礎的なコード」に1つ音を足したもの。
  • だから「基礎的なコード」を理解して「足す音の性質」を理解できれば、OK!

だんだんコードの仕組みがわかってきましたか?私が書いた本では、このコードを説明するために40ページ以上、20問以上の練習問題を使って説明しています。これ以上丁寧な説明はできない、というくらい丹誠込めて書きました。今のところ読んで分からなかった人はいません。是非トライしてみてください。

書いた内容を隠すつもりはありません。コードについてはどこにでも書いてあるし、みんな知っていることです。けれど、上手く理解してもらうためには、正しい順番が必要です。順番が大切です。

ブログやWEB の形式では、どうしても断片的な説明しかできません。一つ一つの項目について、雰囲気を伝えることしかできません。上手く説明するにはどうしても本という形で頭から読んでもらう必要があります!学習とは積み重ねです。足し算を教えて、わかったらかけ算をやって、割り算をやって、と順番に学ぶ必要があります。WEBではそれが少し難しいのです。(WEBに長けたデザイナーならもっとうまく配置されることができるかもしれませんが…私はできません…)

ではまた!

 

 

 

 

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