(仮)コルトレーンチェンジとマルチトニックシステムについて


2012/3/26

(これは3年前に書いた記事で、しかも参考文献があやふやです。ご了承いただきたい。恐らくバルトークの作曲法だと思いますが…あくまでアイデアとして捉えてください。正確な情報ではありません。)

マルチトニックシステムとは、複数のトニックを平行して持ち、何の転調準備もせずに、二つのキーを行き来出来る音楽環境を指します。

始まりはワーグナーのトリスタンとイゾルで使用された、後にトリスタン和音と呼ばれるアイデアでした。トリスタン和音は、ジャズ的にいえば、裏コードです。つまり、あるドミナントコードの、増四度上のルートを持つセブンスコードで、同じくドミナントの機能を持ちます。裏コードは半音下に解決したり、五度下に解決したりしますが、これによって調性は大幅に拡張されました。

Dm7 → Db7(裏コード) →F#
Dm7 → G7 → F#

などなど…

ビバップはトリスタン和音を有効活用し、調性を拡張しました。キーCmajにおける、ドミナントコードG7の裏コードは「Db7」ですが、Db7は、ドミナントコードなので、もちろん、五度下のF#に解決します。結果として、表と裏の2つのドミナントコードが、Cと#Fという二つのトニックに結びつきます。こうして我々は本来のトニック、Cに加えて、その増四度上のF#という新しいトニックを得ることになります。ここにダブルトニックシステムが完成されます。

さらにこれは、拡張していくことが出来ます。

いわゆるコルトレーンチェンジと言われるコード進行では、3つのトニックが用意されています。この根拠はなんでしょうか?恐らくこれについてはほとんど根拠はなくて、強いてあるとすればジャズスタンダードの「Lady bird」にM3rd下にキーがチェンジする箇所があります。ここからヒントを得たとされています。そしてまずは「Lazy bird」という曲をコルトレーンはつくります。ここにはコルトレーンチェンジの芽生えが伺えます。トニックがほとんどみえないくらいに、キーチェンジをします。

そしてこれをさらに拡張して、M3rd下のさらにM3rd下のキーにまで転調します。こうして、「Ⅰ」「 Ⅲ」「 bⅥ」と3つのトニックがすごい早さで現れます。これがコルトレーンチェンジと呼ばれるサウンドで、ジャイアントステップで完成します。

さらに、マルチトニックは、4つ(つまりm3rd離れた4つ)、6つ(つまりM2nd離れた6つ)、12つ(つまりm2離れた12個の)を想定することができます。

しかも、マルチトニックシステムにおいては、異なるキーのことなるファンクションのコードをあたかも代理コードのように使うことが出来ます。

例えば3トニックについて考えてみましょう。3つのキーのコードを以下に書き出しましたが、この3つのキーをクロスして使うことが出来ます。

Dm7 G7 C
Bbm7 Eb7 Ab
F#m7 B7 E

例えば、 Dm7 Eb7 Abとか、Dm7 B7 Cとか、Dm7 Eb7 Eといった調子です。演奏してみると確かにサウンドします。根拠は全く分かりません!勉強不足ですいません!

ただ、ドミナントセブンスコードは、はっきりいってどのコードにも進むことができます。私たちが思っているよりもどうやらコードは柔軟です。

このあたりのことはどんどん拡張されています。まだまだ可能性ありますね!

ではまた!

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