music theory workshop japan #11 / エレクトロニクス、シンセサイザー、ポップミュージック、ライム、コンテンポラリーミュージック、セオリー


2015/8/15 music theory workshop japan #11を行います。発表は3つあります。

  1. シュトゥックハウゼン〜ポストグリッチノイズ モジュラーシンセサイザーシステムに学ぶ21世紀のサウンドスケープ/Abel Schneider
  2. The BeatlesとTaylor Swiftを繋ぐポップ・ライミング・セオリー 〜ライム・タイプ分析によるソニック・ボンディングおよびプロソディー論/the 8 rise
  3. シェンカリアンアナリシス、セットセオリー、ネオリーマンセオリーといったアメリカで主流の現代セオリーがポップミュージックで活用可能か/Marks Neralt

シュトゥックハウゼン〜ポストグリッチノイズ モジュラーシンセサイザーシステムに学ぶ21世紀のサウンドスケープ/Abel Schneider

電子音楽の歴史をクラシックというか現代音楽の時代までさかのぼって、またそこからイルカム、クラフトワーク、デトロイトテクノ…と確認していきます。シンセサイズだけではなく、サンプリングや生楽器にエフェクトをかける等々、様々なサウンドスケープがいつ、どのように使われてきたのか、歴史を探ります。歴史をふまえた上で、実際にモジュラーシンセサイザを使ってサウンドデザインをします。歴史と実技で挟み込みます。

The BeatlesとTaylor Swiftを繋ぐポップ・ライミング・セオリー 〜ライム・タイプ分析によるソニック・ボンディングおよびプロソディー論/by the 8 rise

皆さんおそらく、ライムタイプという用語を知らないと思います。ライムは知っていると思います。ライムはヒップホップによって一気に知名度を上げた用語です。しかし、なんとなく言葉が似てる、以上の分析というか、原理については日本で言及された資料がありません。あくまで感覚の領域にとどまっています。もちろん実際には感覚が優先されるべきですが、批評、研究、分析という意味では、原理を紹介する必要があると思っています。英語圏では明確に定義されて学習されています。

しかし未だ、日本の批評の文脈では、こういった知識は輸入されておらず、印象批評にとどまっています。洋楽の印象批評を終わらせるために、明確な原理を日本に初めて持ち込みます。

シェンカリアンアナリシス、セットセオリー、ネオリーマンセオリーといったアメリカで主流の現代セオリーがポップミュージックで活用可能か/Marks Neralt

ミュージックセットセオリー、聞いたことがないか、あっても恐らくその現実的な手順に関しては皆さん知らないのではないでしょうか。ミュージックセットセオリーは、アメリカで一大ムーブメントをひきおこしました。といっても、もう50年前でしょうか。そして、はっきりいってアメリカの音楽理論はこのミュージックセットセオリーを基盤に発展していますので、これを押さえないことには、全く次に進めません。

それくらい重要なセオリーですが、残念ながら国内ではほとんど教えられていません。事実上の国内音楽の最高学府である東京芸術大学の作曲科でも、学部では教えていません。(多少触れることはあるのかもしれませんが。)しかし、アメリカの普通の音楽大学では学部生が必ずやっています。何故ならそれがアメリカの音楽理論の基盤だからです。

また、ネオリーマンセオリーは、これは既にneralt.comが日本で初めて紹介しました。これはいわゆる、トランスフォーメーション、つまり変形の理論の流れにあってしかも、ポップミュージックととても相性の良いものです。変形というのはつまり、ある音型なりモチーフを、ある規則によって変化させ、しかし元のモチーフとある種の規則的つながりを保ったままにする、という技法というか考え方で、これはまさに、ミュージックセットセオリーがやっていたことの流れにあります。簡潔に言えば他にもいくつかあるアメリカのセオリーの大半は、このトランスフォーメーション系にまとめることができます。

つまり、ミュージックセットセオリーとネオリーマンセオリーを押さえることで、現代セオリーが何やってるの?ということへの簡潔な回答になると考え、この2つを選びました。

最後にシェンカリアンアナリシスですが、これは徹底的に古典的な和製分析を突き詰めたような様式で、基本的には古典作品を対象にしています。また、クラシックのような壮大な楽曲構造を持った曲の分析に適しています。調性音楽の分析という点では外せないものなので、押さえておきます

Music Theory Workshop Japanとは何か

MTWJは、オルタナティヴな教育団体でも、カウンターな研究団体でもありません。直球のアカデミックな団体です。

国内の教育団体、出版メディアは、世界からレイドバックしています。それは今回のMTWJがやろうとしていることを見ていただければわかると思います。

日本は遅れてる、そんな愚痴を言っていても仕方がありませんので、我々MTWJはがんがん輸入できるものは輸入して紹介していきます。

よろしくお願いします。

会場・日時

okumura

 

http://ki4four.wix.com/deskokumura#!info/c161y

  • 会場:オルタナティブアートスペース「DESK/okumura」
  • 2015/8/15 (15:00〜18:00)
  • 費用:5000円
  • 今回はレクチャーではなく研究発表会なので、基本的な知識を持っている前提で進みます。其の点はご了承ください。
  • 連絡先:musictheoryneralt@gmail.com

 

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