田所先生のサイト1、田所先生のサイト2等を参考にmaxuinoをインストールしました。しかし、インストールに関して一部(どこにファイルを置くべきか等)うまくいかなかったので、自分がおこなった方法を整理し記述します。
ポイントはどの場所にmaxuinoを置くか、フォルダをどうするか、というファイルパスに関する問題です。
ただし、自分が動いているというだけで、正式な方法であるという保証はできません。
インストール
自分の環境
- ableton live 9.6 suite
- max 7.2
- arduino uno rev.3
まずは以下のファイルをダウンロードしました。
- maxuino b_017 (http://www.maxuino.org/downloads)
- CNMAT Max/MSP Externals for Mac (http://cnmat.berkeley.edu/downloads)
次に以下のファイルパスに置きました。
書類(document)→max 7→PackagesにCNMAT-Externalsとmaxuino-masterを置く。アプリケーション内ではなくて、書類内に入れる点に注意してください。アプリケーション内に入れると、max時代をマイナーバージョンアップしたときに消えてしまいます。
さらに、maxuino-masterの中を次のように整理します。
フォルダ名が大事みたいです。(ヘルプは「help」に、maxpat系(js,json含む)は「patchers」に入れるというルールがあるみたい。)
とりあえず「maxuino-master」内の全てのフォルダの中身を出して、maxuino-masterの「直下」に置きました。
次に「help」というフォルダを作り、その中に次の画像のように.maxhelpを入れます。
続いて、「patchers」というフォルダを作り、「.maxpat」と「.js」と「.json」と書かれたファイルを全て入れます。
インストールは以上です。
Arduinoの設定
スケッチ→Firmata→StandardFirmataをArduinoに書き込む。これでArduinoはmaxuinoと連携できるようになります。なお、当然ですがこの場合はArduinoに書き込んでいたプログラム(スケッチ)は消えてしまいます。そしてこれ以降、Arduinoはmaxuinoからコントロールすることになります。
Max for Liveの中での設定
「maxuino」というオブジェクトが新たに作れるようになっているはずです。(maxuinoのインストールが成功していれば)
「maxuino」オブジェクトのヘルプを開くと以下のヘルプパッチが開くはずです。
まずはdevices selectから、対象のarduinoのシリアルポート?を選択して、通信の準備をします。
pin#を11にしてauto-flashを音にすると、11pinからデジタルアウト信号が出ます。
maxuinoコントロールのための概要
「maxuino」オブジェクトの1stインレット単に対してメッセージを送ると、arduinoを制御できるようです。またarduinoのアナログイン・デジタルインに入ってきた信号は、maxuinoオブジェクトのアウトレットから出ているようです。
「maxuino」オブジェクトへのメッセージ
「maxuino」オブジェクトへのメッセージは、次のように非常にシンプルなものです。詳細については私も勉強しています。
- pinMode 11 1 → pin#11のモードをデジタルアウト(mode 1)にする。他にもデジタルインなら「pinMode 11 0(mode 0)」
- digitalWrite 11 1 → pin#11 に デジタル1の信号を送る。(反対に0を送るときはdigitalWrite 11 0)
maxuinoオブジェクトのアウトレットからでるメッセージ(主にArduinoのアナログインとデジタルインをデータとして出してくれるはず)
ArduinoのIn(アナログ/デジタル)に入ってきた信号は、maxuinoオブジェクトから出るようです。まだ勉強中です。詳しくはこちら。http://yoppa.org/ssaw12/3759.html?undefined&undefined
Osc-routeというオブジェクトを使って分岐させるようです。