Groupのロード
[Group:グループ]とは、Maschineの一番基本的な単位で、「16個のパッド1かたまり」を指します。私達が認識できる一つの塊をチャンクといいますが、フィンガードラマーにとってはこの16パッドの塊が、一番捉えやすい範囲だといえます。何故なら、一度に演奏できるパッドの数だからです。
Tips:Maschine Mk1の場合、Browse中にShiftを押すと以下の追加パラメーターが表示される。
- SET FAV / お気に入りのサウンドに星マークをつける。メインブラウズ画面の☆を押せばそれだけがフィルタリングされて表示される。
- + PAT / ロードする際に、リズムパターンもロードする。もし既に打ち込んだパターンを変更されたくなければはずず。そうでなければOnにしたほうがいいです。
まずはロード先のグループを選ぶ
画像を参考に、ロード先のGroupを選びます。既にキットを読み込んでいたところにロードすると、上書きされてしまうので注意してください。
次にメガネマークを押して、ブラウザタブを出します。さらに「Groupマーク」をクリックして、
アレンジビューの表示
アレンジビューの方が音量や、サウンドの道筋がわかりやすく、またサンプラーやドラムマシーンなどのプラグインが綺麗なビジュアルで示されるので、使い勝手がいい場合があります。適宜使っていきましょう。
- PC画面のボタンを押す(画像参照)
- もしくはTABキーを押す(Macなら「英数」などをおして、日本語入力ではないモードにしてからおこなってください)
- もしくはハードウェアで、SHIFT+NAVIGATE等(機種によって異なる)
ミキサーモードを起動する
SHIFT+SAMPLINGでミキサーモード機能。各ツマミがヴォリュームになる。
エフェクトにSendする
サウンドに対して、もしくはグループに対してエフェクトをかけることはみなさんやっていると思います。つまり「インサート」です。今回はグループの中に「エフェクト」だけが配置されたサウンドを作り、そのエフェクトに音を送る、つまり「センド」でエフェクトをかけてみましょう。
こうすることで、例えばリヴァーブを全てのサウンドに一個一個立ちあげなくても良くなりますし、まとめてパラメーターを変更することも可能になります。
Channel→Sound→Output→Audio→Dest(Destination:送り先、対象という意味)を変更して、エフェクトに送ります。通常であれば、Groupに送られています。
サウンドにリバーブ単体を設定する
まずは、からのサウンドにリバーブを設定します。
Pluginアイコンから+をクリックしてInternalのエフェクトであるReverbを配置します。
サウンドの送り先を、先ほど設定したリバーブに送る
次にサウンド1にあるキックを、先ほど設定したリヴァーブに送ります。最初のA1というのはGroup[A1]という意味、次のS2はSound[S2]という意味です。つまりGroup[A1]の中のSound[S2]に送ります。
すると、リバーブがかかっていることがわかります。
さらによい方法
しかしこうすると、エフェクトのかかっていない音と、エフェクトがかかった音のバランスを取るのが難しいので、もっと良い方法を使いましょう。
まず先ほど変更したメインの音「Audioタブ」の送り先を「Group」に戻します。
次に「Aux」タブに行き、送り先を「先ほど設定したリバーブ」へ。
あとは、このノブをひねれば、エフェクトに「送る量」つまり「センド量」を決めることができます。リバーブを多くかけたければ、これを右にたくさんひねればよい、ということになります。
この際、リバーブの設定の、Outputノブを完全に右側に回して、リバーブがかかった音が100%出力されるようにしたほうがいいでしょう。これはリバーブの基本的な使い方です。