Native Instruments S2 でDJ を始める
DJを全くやったことがない人が、DJを始めるための機材として、私はNative Instruments 社の S2 をおすすめします。何故なら、DJを理解するために必要な機材が全て手に入るからです。
DJを理解するためには、ターンテーブル、ミキサー、エフェクターに相当する機能が必要
DJを理解するためにはターンテーブル、ミキサー、エフェクターに相当する機能が必要です。何故なら、古典的なアナログ・レコードを再生してミキサーで混ぜるというDJスタイルをPC上で再現できるからです。
古典的なDJスタイルが理解できれば、あとはその応用でどんな機材にも対応出来ます
ターンテーブル、ミキサーによる古典的なDJプレイが理解できるようになれば、PCDJもアナログDJもCDJも理解できるようになります。何故なら、どんなにデジタル化しても、それはターンテーブルとミキサーと、またエフェクターなどその他の機能を、PC上で再現したものだからです。結局のところ、古典的なDJスタイルを理解することが、現代的なDJを行うための近道です。
かといって、ターンテーブル、ミキサー、アナログ・レコードを買うのは高い
ターンテーブル2台とミキサーを買うと、大体15万円くらいはします。(もちろん中古とか、色々頑張ればそれより下げることはできるかもしれませんが、全くの初心者が中古の相場を把握してお得に買うのは難しいです) S2は4万円なので、圧倒的にハードルが低いです。もちろんPCを持っていることが前提ですが、今PCを持っていない人というのはあまりいないと思いますし、今後DJだけではなくリミックスやトラックの作成をするのであれば、PCは必須です。基本的に現代において何かを作るには、PCが必須です。PCを持っていれば4万円で始めることができるs2は、圧倒的にハードルが低いといえます。
S2ならつなげるだけでDJを始めることができる
S2にはDJを理解するために必要な機能がリーズナブルに手に入るためおすすめだと紹介してきましたが、S2にはいい点がもう一つあります。それはPCにつなぐだけで煩雑な設定をせずに、すぐにDJが始められることです。
多くの人がつまづくのは、機材の使い方
実は設定が必要がないというのはとても大事です。何故なら、多くの人がつまづくのは実際のDJのプレイの仕方ではなくて「機材の使い方」だからです。つまり音の出し方がわからないとか、エフェクトのかけ方がわからないとか、やりたいことは明確に持っているにもかかわらず、それを機材の、どの機能で、どのような操作をすれば良いのかわからなくて、挫折するのです。
ですから、つなぐだけですぐにDJができるのであれば、挫折しません。だからS2をおすすめします。
S2以外のDJコントローラーではいけないのか
S2以外にも、S2よりも安くて、そしてノブやフェーダーの数が同程度のコントローラーがありますが、私はおすすめしません。何故なら、専用コントローラーでない場合、設定が非常に多いからです。
コントローラーの設定は難しい
専用コントローラーでない場合、各種設定を自分でしなくてはいけませんが、これが実はハードルが高いのです。(DTMに長けている人ならできるかもしれません。)
PCDJの2つの選択肢「Traktor」と「Serato DJ」以外は、検討する価値がない
現在のPCDJソフトウェアはTraktorとSeratoしか選択肢がないといっていいと思います。これ以外の選択肢は無駄です。何故ならまず事実として、実際のクラブのフロアでDJをしている人で、これ以外のソフトウェアを使っている人は個人的にもみたことがないですし、世界のトップDJも同様です。
そしてユーザー数が多いということは、情報も多いということです。設定や実際の使い方に関する情報は、ほぼこの2つのソフトウェア以外は手にはいらないでしょう。
機能的に他のDJソフトウェアが劣っているかというと、そうではないかもしれません。しかし、他のソフトウェアに利点が全くないので、検討したことがある人すらいないために、劣っているのかどうかもわからないでしょう。検討されるのは少なくとも、検討する価値があるからであって、圧倒的なシェアを2つが占めてしまっている以上、そして機能的にもこの2つが上なので、検討すら起きていない、というのがPCDJ市場の現状です。
TraktorがSerato DJよりも優れている点はNeraltが使っていること
半分冗談ですが、私NeraltがTraktorを使っているので、それに関する情報がこのサイトを通して発信されます。ですから、Traktorのほうがいいのではないでしょうか?
実際には、ご自身の友達が使っている方を選ぶのがいいと思います。結局、同じ機材を使っている人が近くにいることが、何かを始める際に大切です。その人に聞けば問題が解決するというのはとても大事です。
Traktorに関しては、私がユーザーなので、このサイトを通して、様々発信していきます。
ではまた!