http://www.factmag.com/2016/05/10/grimes-realiti-moogfest-installation/
Grimesが今月行われるMoogfestにおいて、キネクト等を利用したインタラクティブなインスタレーションを行うと発表した。詳細は発表されていないが、次のトレイラー動画では「網」を観客が押しこむことによってサウンドが変化するトリックを見ることができる。
コンセプトは観客が“manipulate their surroundings as they explore an ever-evolving world”=変化し続ける世界を探求することによって、彼ら自身の環境を操作する。ヴィトゲンシュタインは世界の領域は言語の限界点だと定義したが、Grimesの今回のはインスタレーションは世界の輪郭は「操作できる範囲」によって構成されている、ということなのかもしれない。
世界ではテクノロジーをアートに取り込む流れが次々と起きている。アートVSテクノロジー、伝統VS革新というような単純な二元論はもはや誰も唱えていない。アートが本来的にイノベーションを内在している以上、こういったムーブメントはむしろ自然な現象であろう。Neralt.comでもプログラミングやIoTに関する情報を今後も提供していく。