Alchemy 使い方 [Logic Pro X 付属のシンセ]


Alchemyとは?

AlchemyとはLogic Pro X 10.2から新しく搭載されたLogicに標準で付属してくるシンセサイザーで、通常の減算式シンセサイザーの機能に加えて、サンプラー的に波形をベースにシンセサイズすることもできますし、加算式、 スペクトラルをそのまま書き換えるとか、 フォルマントの変更、あとはグラニュラルシンセシス、といった現代的な音源方式も搭載しています。エフェクトも豊富、モジュレーションマトリックスも柔軟ですので、今流行のMassiveやSerumでできるようなことはほとんどできるといっていいと思います。Logicを持っているならば、もはやシンセのVstは買わなくてもいいかも、といったレベルのシンセです。

ちなみにAlchemyというのは錬金術のことです。錬金術は科学の前身になったともいわれる文化で、最終的には金でないものから金を作り出すことを目的としています。つまりわかりやすく言えば、科学と魔術の間のような営みのことですね。「シンセサイズ」は合成ですから、合成のもっと古めかしい伝説的な言い方、というようなことですね。ちなみに伝説的なポリシンセ「Prophet-5」のプロフェットの意味は「預言者」、そのデザイナーDave Smithが後に作ったポリシンセ「Tempest」はシェイクスピアの作品「The Tempest」からとっていると思われます。冒頭で大嵐に巻き込まれた一行がたどり着いた先は、魔法と学問の研究のために隠遁生活をする島(実際には追放されたのですが) なかなかいい名前がシンセにはついていますね。

起動の方法

1つ目の方法は、新規トラックを立ち上げたときに、音源から選ぶ方法です。「ソフトウェア音源→音源の中をクリック」

スクリーンショット_2016-01-30_15_54_10

Alchemyを選択して「作成」しましょう。

スクリーンショット 2016-01-30 15.54.19

もう一つの方法は「インスペクター」の中から選択する方法です。下記画像のように「インスペクター」を表示するボタンをクリックして、その中からインストゥルメンタルを選択する「上下矢印ボタン」をクリックしてください。

スクリーンショット_2016-01-30_16_06_30

するとLogic付属プラグインやサードパーティ製AUプラグインが選択できます。Alchemyを選択しましょう。

スクリーンショット 2016-01-30 16.06.41

まずは音色を探すbrowse

まずはプリセット音色を探しましょう。3000あるそうです。

ここでおすすめとして、検索方法の項目から「Articulation」を選択することです。こちらのほうが探しやすい気がします。

スクリーンショット 2016-01-30 16.22.08

 User Tagをつけて探しやすくする

サーチ結果タブの下に「user tag」というボタンが有ります。これを押して「New Tag」から新しいタグを作ってつけてみましょう。

スクリーンショット_2016-01-30_16_26_17

今回は「Favorite」というタグを作ってみました。一度作ってしまえば、後からは「user tag」ボタンを押せば選択肢に自動で出てきます。

これをどう使うかというとサーチのフィルタに「User tag」というものがあるのでこれを選択して、その後に探している自分で設定したUser Tagを選択すればいいのです。これで目印をつけてすぐに探せますね。

スクリーンショット_2016-01-30_16_26_51

タグの編集

エディットをクリックすると全てのタグを編集できます。

スクリーンショット 2016-01-31 17.20.43

コメントに詳細を記入しておけば、そのパッチがどんなものだったかすぐに思い出せます。

スクリーンショット 2016-01-31 17.20.49

パフォーマンス

下の方に配置されたパフォーマンスの説明をします。まず1から8までのパッドがあります。ここをドラッグ(クリックした状態でマウスを動かしていく)していくと音色が連続的に変化します。具体的には右側緑枠内のパラメーターが連続的に変化していきます。右側枠内のパラメーターはシンセ内部のパラメーターにアサインされています。

どのように連続的に変化しているかというと、各パッドの設定と設定の間を滑らかに変化しています。例えばパッド1のCutoffが真ん中あたりで、パッド2のCutoffが右全開だとすると、パッド1から2にドラッグしていくと真ん中から右全開までスムーズに変化していきます。他のパラメーターもそれぞれ同じ挙動をしています。

スクリーンショット_2016-01-31_19_14_07

つまり完全に違うシンセに移動しているのではなくて、ある1つのパッチの中のパラメーターが緑枠の中にアサインされていて、緑枠の中のつまみの位置が、各パッドにアサインされている。パッドからパッドへドラッグしていくと、その間を補完するように徐々に変化していく、ということです。

コントローラーアサイン部

スクリーンショット 2016-01-31 19.38.20

「Octave」に例えばC1を設定した場合、C1がPad1に、C#1がpad2に…とアサインされます。MIDIキーボードを押したり、シーケンサーに記録すればパッドの移動をオートメーション化できます。なお、そのために使われたmidiノートは、音を発音するためには使われなくなります。

 

「Rate」はパッドをワンクリック(ドラッグではなく)、もしくはOctaveを設定しMIDIキーボードでトリガーした場合に、どれくらいの時間をかけて次のパッドに変化するか、時間を設定します。ドラッグで数を増減できます。

「ModWheel」にアサインするパラメーターを選択できます。なおinvというのはインバージョン、つまり±逆の値を送ります。

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 8 人中 6 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

以下の数式は「スパム対策」です。空欄に正しい数字をいれてください。お手数をおかけします。 * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.