2014年も大量にCD楽譜等々購入していますが、私の2014年の振り返りとして、一部アイテムをコメントとともに紹介します。まずは上半期!
1月
「プロ無職入門」
まさかの2014年1月1日に「プロ無職入門」という書籍を買ってますね。音楽荒唐無稽辞典 (http://toosmell.com/?pid=71830842)で一躍有名になったミュージシャン文筆家「高木壮太」氏の著作。この著作に影響を受けてインテリクソ野郎大辞典を書き始めました。ちなみに音楽荒唐無稽辞典の発売イベント@新宿ロフトも行きました。泥酔したおっさんでした。まさかの鎮座Dopenessもライブ。高木氏の自主制作映画は放送できるシーンがほとんどなく、現場に行かないとみれません。でも最高に面白かったです。機会があれば是非。
フィッツジェラルド「夜はやさし」
村上春樹オタクなので。
3月
ジャミロクワイの楽譜
このあたりからブラックミュージックを分析して本にしようというのが始まってます。結果11月に本を出せたという意味では、やはり2014年の方向性は1月で定まっていたんですね。(http://neralt.com/TMT4CM/)
Mac 「Word、Excel」
この時期は2014年に書いた本のうち一冊目の、フィンガードラミングを執筆していました。そのためにワードとエクセルを買ったんですね、多分。ほとんど図はエクセルで作ってます。またこの時期はAmazon Kindeでの発売も模索していましたが、うまく表示されず、挫折し、Bccksさんで出版させていただくこととなりました。おかげさまでこの本は150冊ほど売れました。感謝!(http://bccks.jp/bcck/121096/info)
4月
漫画「墨攻」8巻セット
春秋戦国時代に圧倒的な戦闘力と非攻という思想をあわせもったもった特殊な集団「墨家」を描いた漫画です。中学生の頃に好きで、なんとなく過去を振り返ろうと思い買いました。歴史が好きな人におすすめの漫画です。
Wax Poetics Japan Compiled Series Soulful Vocals of CTI Records
Wax Poetics っていうのは、ソウルからジャズからヒップホップからロバートグラスパーまで、ブラックミュージックを好きな人にとって最高にフィットする情報を発信している雑誌です。これはそのコンピレーションですね。さすがのWax Poetics 。間違えないです。
5月
Wax Poetics Japan No.08
ジェイディラ情報をひたすら集めてたときに買いました。生まれや音楽的キャリア、機材、サンプリング元、こういうのをとにかく調べてました。この情報は音楽理論のほうにもフィンガードラミング本にも活かされています。
文体練習
クノー,レーモン
実験的文学作品です。文体練習は、同じ内容を(バスで人にぶつかって一悶着あり、通りを歩いて帰ってくるという非常に短い話)を100の文体で書くという実験的な作品です。音楽理論の本の参考にしています。つまり、説明をせずに情報の羅列によって如何に構造を浮き彫りにするのか、ということに関して参考にしました。
私の基本コンセプトは、音楽は何か、という抽象的な議論を避け、事実の羅列によって音楽そのものにせまっていく、ということです。皆さんは私の話なんて聞きたくないと思うんですね。聞きたいのは音楽の本質についてです。私が音楽の本質について話をしてしまえば、それは音楽の話ではなく、「私」の話になってしまいます。音楽について話す「私」の話です。
そうではなくて、音楽そのものによって音楽を語らせる、ということが必要とされています。レーモンクノーの本は、小説によって小説とは何か、ということを浮き彫りにしています。その点を非常に参考にしています。
すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話
これ、めちゃくちゃおすすめです。ジャズの歴史を、コード進行やリズムといった具体的な要素から攻めてます。でも楽理がわからない人でも十分わかるので、最高。アルテスパブリッシングさんは密度が濃い音楽系の本を月に4冊とか出してくる今一番熱い出版社さんです。他の本も全部面白いので要チェックです。
ジャズ・スタンダード・アナライズ~名曲誕生の謎を紐解く
これもとても良かったです。有名ジャズスタンダードを分析しています。ある程度理論がわかったら、次はこの本で実際の曲を勉強すると、作曲にもつながっていきます。良作。
ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)
キャットアイ(CATEYE) CC-RD430DW [ストラーダデジタルワイヤレス]
POWER ARMOR リストラップ
筋トレ熱がすごい時でした笑 手首が弱いので、ベンチプレスの時に使ってました。
6月
庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン (\800本 (9))
庵野監督へのインタビュー集。わかったのは、庵野秀明は結構モテるってことです。そしてクズ笑 モテるところが悔しいです。結構声優に手を出そうとして現場で嫌われている様が描かれています。女たらしのだめな奴、それが庵野秀明であり、多分シンジなんですよね。
エヴァンゲリオン交響楽
当時僕は小学生か中学生だったので、こういう色々でてた作品は全然買えませんでした。値段もすごいするし、情報もインターネットがまだ浸透していなかったので、入ってこなかった。今になって大人買いです。
エヴァと言えばアニメではじめて効果的にクラシックを使った作品です。ですので、このCDもいい感じです。
NEON GENESIS EVANGELION
逃避夢/焼け犬
文子, 藤谷
これは庵野秀明がエヴァ劇場版後に実写作品をつくりはじめましたが、その初期の作品「式日」の原作です。作者はスティーブンセガールの娘です。いわゆるメンヘラ系のストーリーですが、1990年代の終わりの雰囲気が感じられ大好きです。リリィシュシュの全てとか、ああいう映画が大好きなんです。お恥ずかしながら。式日は映像が綺麗です。見る人を選びますが、1990年代が好きな人は楽しめます。
好き? 好き? 大好き?―対話と詩のあそび
これは庵野秀明が読んで影響を受けてエヴァにも反映させているという作品。まあメンヘラの話です笑
井手功二のエヴァンゲリオン フォーエヴァー
イデコウジっていうミュージシャンがラジオでエヴァを積極的に取り上げていて、声優さんがゲストに来たり、かなり熱のある番組でした。懐かしい!!!とても参考になりました。こういう話ってまだインターネットが普及する前のことなので、ウェブに情報がほとんどないんです。ひたすら古本をあさるしか無い。1990年代後半の闇の深さ。堪能ください。
NEON GENESIS EVANGELION S2 WORKS
商品名:CHROMA CAPS (クロマキャップス) (ロータリーノブ 標準サイズ (SUPER KNOB), マジェンタ (MAGENTA))、数量:4
芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング
ジョアン シェフ バーンスタイン
ちゃんと読んでないんですが結論としては、まずはファンになってもらう。そしてその活動全体にお金をはらってもらえうようになればよい、ということでした。CDを買ってもらうだけではなく、コンサートだけではなく、コミュニティのファンになってもらう必要がある、ということでした。
これは私も参考にしていて、単に本を売るだけではなくて、音楽理論を軸に「ブログ、書籍、イベント」など様々な接点を通して、皆さんからの信頼を獲得するということを大事にしています。ですので、質問や要望があれば是非コメントやリプライをしてください。必ずレスポンスをさせてもらってます!
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